パンダ風配色がかわいい

タスマニアビオラ

オーストラリア南部原産のスミレ科スミレ属の多年草で、パンダスミレ、ツタスミレなどの呼び名で流通しています。グラウンドカバーとしてはもちろん、寄せ植えやハンギングなどで楽しむこともできます。

ランナー(親株から地上に蔓を伸ばして子株をつくる、蔓の部分)でマット状に広がり、踏圧には弱いですが芝が育たない条件下でも育ち、初夏から夏にかけえて紫と白の花をぽつぽつと咲かせる優秀なグランドカバーです。

湿り気のある肥沃で水はけの良い土壌が理想ですが、耐性もあるので極端な土壌でなければ生育可能です。

日が強く当たるところよりも、午前中だけ日が当たるところや木の下などの半日陰くらいの条件のほうが生育が良いです。適度な生育スピードなので、メンテナンスもほとんどかかりません。

耐寒性はありますが、冬は葉が少なくなり傷みます。スミレ類が好きなツマグロヒョウモンという蝶の幼虫が葉を食害する事があります。また、風通しの悪い場所だとアブラムシがつき、スス病を併発することもあります。

Data

植物名
タスマニアビオラ
学名
Viola banksii
他の名前・俗称
ビオラ バンクシーツタスミレパンダスミレ
区分
常緑多年草
参考サイズ
10~15cm

Viola banksii

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。