蔓の女王

クレマチス

英国では「つる性植物の女王」とも呼ばれ、バラとの相性が非常に良いことでも知られています。品種によって花色や形、開花時期が異なり、多くはツル性ですが、中には木立性のものもあります。こちらでは主に、ツル性の落葉種について紹介します。

落葉種は品種が多く、いくつかの系統に分けられています。代表的なものとして、原種のカザグルマ(C,patens)を元にしたパテンス系は花が大きく見ごたえがあり、小さく扱えるので狭い場所や鉢植えにも向いています。
返り咲きもするジャックマニー系は花付きが良く、丈夫で育てやすいです。

モンタナ系は非常に大きくなるので広いスペースに向きますが、暑さに弱く数年で突然枯れてしまうこともあります。小~中輪のピチセラ系は、暑さにも強く、強健です。レクタやインテグリフォリア系の一部などは、木立性になります。

花のつき方によって前年に伸びた枝に花が咲く「旧枝咲き」と、今年伸びた枝に花が咲く「新枝咲き」、その中間の「新旧枝咲き」に分けられます。生育期の剪定は、どれも花後すぐに全体の半分くらいをカットすると2番花をつけやすくなります。モンタナ系などの旧枝咲きは、株の負担を減らすことができます。

落葉時は、旧枝咲きと新旧枝咲きは完全に枯れた枝をカットする程度で、新枝咲きは株の根元からカットします。冬期と花後に緩効性の有機肥料などを施し、健全に育てることで、花付きや耐病性も増します。

Data

植物名
クレマチス
学名
Clematis
他の名前・俗称
テッセン
区分
落葉ツル性
参考サイズ
1~5m

パテンス系 C.patens
ジャックマニー系 Clematis × jackmanii
モンタナ C.montana
モンタナ スノーフレーク C.montana 'Snowflake'
インテグリフォリア系 C.integrifolia
レクタ プルプレア C.recta 'Purpurea'
シロマンエ C.florida 'Alba plena'
カシス C.florida 'Cassis'

Clematis

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。