人気NO.1の男前な少女

アジサイ アナベル

この”アナベル”という少女を思わせる名前を冠された植物は、日本人のアジサイ観に新しい風を吹かせたのではないでしょうか? とても人気があり、ブロカントの施工現場では登場率堂々のナンバー1の植物です!

’とりあえずビール’のような感じで、’とりあえずアナベル’という感じすらあります。

アメリカ原産のアジサイの仲間で、日本原産のアジサイと同じく大型の手毬状の花房を付けます。白~緑の色合いは主張しすぎず、それでいて花房のボリューム感がしっかりエレガント。そんな程良さが様々なテイストの雰囲気を引き立ててくれます。

性質は強健で水切れさえ気を付ければ、濃い木陰の場所から、半日以上陽が照るようなところでも大概の場所で元気に花をつけてくれます。

花芽は当年の春に出てくる新しい枝につくので、旧枝咲きの日本在来のアジサイのと比べ剪定時期の制約もおおらかです。ドライ状態の花がらをつけたまま楽しむことも許されます。

最終的なサイズもあまり大きくならず現代の住宅事情にも優しいです。

余り手間はかけられないけど、困らせることなくいつも元気で素敵な花を咲かせてほしい。
そんなわがままも全て優しく抱きしめてくれる、とても男前な植物。人気なわけです。

kensuke-watanabe

Data

植物名
アジサイ アナベル
学名
Hydrangea arborescens 'Annabelle'
他の名前・俗称
アメリカノリノキ
区分
落葉
参考サイズ
1m

東向きの開けた場所の植栽、春から秋にかけて半日以上日が照る。(2018年5月下旬、東京都江東区臨海地域)
ブロカントオフィスの庭にて。北、東2方に壁を背負ているのと、ギンドロの樹冠に覆われるため5月から11月いっぱいはほぼ日が当たらない場所。(2018年5月下旬、横浜市)
花は咲き始め緑から白へ変化してゆきます。(2018年5月下旬、横浜市)

Hydrangea arborescens 'Annabelle'

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。