優雅で涼やかな立ち姿

アガパンサス

南アフリカに10~20種ほどが自生しており、交配などにより多くの園芸品種が育成されています。もっとも手間がかからない多年草の一つとしておすすめです。

プラエコックス オリエンタリス(A.praecox ssp. orientalis)の系統からの園芸品種が多く、日本では常緑性の葉が大きなタイプと、落葉性の小型種の流通が主になっています。

多肉状で太い根を持ち、初夏から夏にかけて紫や白、混色の花を咲かせる一季咲きですが、秋にも開花する二季咲きのブルーヘブン(A. 'Blue Heaven')という品種もあります。

非常に強健で、病虫害もほとんどなく、暑さにも強いです。日当たりが悪いと花付きは悪くなりますが、乾燥にも強いので軒下への植え込みにも重宝します。株が増えすぎた場合は、春に株分けで整理すると良いでしょう。

Data

植物名
アガパンサス
学名
Agapanthus
区分
多年草
参考サイズ
30cm~1.5m

クイーンマム A.praecox ssp. orientalis 'Queen Mum'
アフリカヌス A.africanus

Agapanthus

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。