なかなかの長距離ランナー
コバノランタナ
ツルを伸ばしながら初夏から初冬まで咲き続けてくれる低木。
花好きには嬉しい長距離選手です。
真夏の暑い時期は咲かなくなることもありますが、初夏から初冬まで花をつけてくれる存在はなかなかありません。
立ち上がるオレンジや赤い花をつけるランタナよりも、耐寒性があり、病虫害も目立ったものは無いので育てやすいです。
南アメリカ原産、匍匐性で高さのある所に植えれば3m位は下に伸びて花をつけるので、高低差のある立地には向いています。
日当たりが悪いと間延びして花付きも悪くなります。
東京辺りだと12月頃まで花をつけ、葉は赤紫に紅葉し完全には落葉せず葉が残ります。
しっかり根付くと成長も早くなり旺盛に広がってくるので、地植えするなら最低でも1m四方ぐらいのスペースはあったほうがよさそうです。
葉に甘めの柑橘類を思わせる独特の香りがあり、花色は白とピンク、交雑種で黄色もあります。
花壇に混植すると、ツルが他の植物に絡まり雑然としてくるので、花が落ちついたらバッサリとカットしてしまった方が良いかもしれません。
自らのツルを伸ばして這い上がってもいくので、フェンスや支持物を作れば上部に広げていくこともできます。
雑然感は否めないので、ナチュラル派には◎ですが、きちっとしておきたい方には不向きかも。
Data
- 植物名
- コバノランタナ
- 学名
- Lantana montevidensis
- 他の名前・俗称
- ランタナ・モンテビデンシス、
- 区分
- 半常緑低木
- 参考サイズ
- 1~3m