青みの美しいレア品種

タスマニアマキ ブルージェム

マキというよりは日本のキャラボクによく似ている、タスマニア原産の針葉樹。国内流通量が少ない品種ですが、育てやすい植物です。

青みがかった葉色が美しく、耐寒性は-15℃~-20℃あり、気温が下がるとやや赤みを帯びます。

生長はゆるやかでコンパクトに育つので、狭いスペースにも活用でき、植栽帯の中でグリーンの骨格としての機能も担うことができます。

半日陰でも排水性が良ければ問題なく育ちます。土壌酸度は選ばないですが、肥沃な有機物に富んだ湿り気のある土が理想的です。耐寒性はありますが、暖地育ちのものを順応させずに寒冷地に持ち込むと枯れてしまうので注意が必要です。

目立った病虫害もなく、伸びすぎた枝を揃える程度なのでローメンテナンスにしたい庭にはおすすめです。雌雄異株で両株あると実をつけますが、キャラボクのような毒性はありません。

Data

植物名
タスマニアマキ ブルージェム
学名
Podocarpus lawrencei (alpinus) ‘Blue Gem'
他の名前・俗称
ポドカルプス ブルージェム
区分
常緑低木
参考サイズ
50~80cm

Podocarpus lawrencei (alpinus) ‘Blue Gem'

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。