甘さ控えめ

ユーパトリウム・チョコレート

紫と黒緑色のグラデーションの葉は、甘すぎず植栽の中で大人っぽい演出も担ってくれます。

「チョコレート」という直球のネーミングですが、植栽の中ではなかなかビターな味わいです。

北アメリカ原産で、日本のフジバカマと同じ仲間なので、とても丈夫で育てやすいです。
宿根草なので冬は上部が枯れてしまいますが、春から一気に成長し、夏にはこんもりとなるので、冬に植える場合はスペースを見込んで植えた方が良いです。半日陰でも育ちますが、葉色の発色が悪くなります。

夏に白い花を咲かせますが、個人的には花が咲く前の葉だけの方がきれいな気がします。
夏以降は雑然としてくれるので少し刈り戻し、冬は株元で枯れ枝をカットし来年に備え、肥料をあげると茎も太くなりしっかりします。

yukihiro-matsuda

Data

植物名
ユーパトリウム・チョコレート
学名
Eupatorium rugosum'Chocolate' (Ageratina altissima)
他の名前・俗称
ユーパトリウム・チョコラータ
区分
落葉多年草
参考サイズ
0.6~1m

3号ポットの苗を植えて3年目(横浜市北部7月上旬)
アジサイとユリの花を引き立てる深い色合い。(東京都23区6月上旬)

Eupatorium rugosum'Chocolate' (Ageratina altissima)

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。