列植でも1本でも使えます

アデク

中国南部や台湾、日本では九州南部~沖縄などに自生しており、庭木や生垣、コンテナ植え、盆栽としても親しまれている常緑樹です。材が非常に硬いため、家具などにも加工されます。

学名のbuxiholiumはボックスウッド(セイヨウツゲ)の葉に似ていることが由来です。

自生地では高木としてかなり大きくなりますが、関東圏ではそれほど高くならず、横に葉張りが出ます。初夏~夏にクリーム色の花が咲き、その後、食用になる5~10mm前後の黒い実をつけます。新芽は薄い赤みを帯び、ツゲのような細かい葉が密につきます。

列植して目隠し用の生垣などに向いていますが、1本で仕立て、ボリュームのある目隠し用樹木としても活用できます。

風通しが悪いとアブラムシがつき、すす病を誘発する場合がありますので注意しましょう。

Data

植物名
アデク
学名
syzygium buxiholium
区分
常緑低木
参考サイズ
3~10m

syzygium buxiholium

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。