とっても身近な愛され植物

アベリア

公園や街路にもよく植栽されている、常緑性のアベリア。花はもちろん、斑入りなど葉の観賞価値の高い品種もあります。

一般的にアベリアというと本種を指します。庭では骨格的に使ったり、生け垣に利用したりできます。性質は強健で、乾燥にも強く、移植も容易です。目立った病気や害虫被害もほとんどありません。寒さに弱いと言われていますが、冬期に-7〜-8℃まで下がる軽井沢でも成長しています。

耐寒性は強いですが、寒冷地では葉を落とします。株元から強い新枝が伸び、やや暴れるので刈り込んで整えます。

花期は初夏から秋口までと長く、芳香のある白い花をつけます。

寒さにはやや弱いですが、大きさが70~100cm前後でおさまるコンパクトなタイプも多いです。季節で色変わりする黄斑のカレイドスコープ(A. × grandiflora 'Kaleidscope')や、クリーム色斑入り種のコンフェッティ(A. × grandiflora 'Confetti')なども、手がかからず初心者にはおすすめです。

Data

植物名
アベリア
学名
Abelia × grandiflora
他の名前・俗称
ハナツクバネウツギハナゾノツクバネウツギ
区分
常緑低木
参考サイズ
1~2m

Abelia × grandiflora

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。