ナチュラル好印象の代表格
シマトネリコ
南西諸島や台湾などが原産の、モクセイ科トネリコ属の常緑性の高木で、シンボルツリーとしても人気の植物です。南西の島々に育つトネリコの仲間、という意味から名付けられたようです。
30年ほど前は観葉植物としても流通していましたが、温暖化の影響で関東でも露地で冬を越せるようになり、庭木としての流通が広がりました。
温帯の照葉樹の中では、葉が小さく比較的柔らかい印象のためとても人気があり、住宅はもちろん都市部のビルやマンションなどでも定番になっています。
性質は強健で、強剪定もできるため扱いやすいですが、生長が早いので狭いスペースだとしっかりした剪定が必要です。気温が低いと落葉することもあり、特に寒風が強く当たると枝先から枯れ込みます。
目立った病気はないですが、初夏から夏にかけてスズメガの幼虫がつくことがあり、黒い大きな糞がまわりに落ちていないか注意します。
Data
- 植物名
- シマトネリコ
- 学名
- Fraxinus griffithii
- 他の名前・俗称
- タイワンシオジ、タイワントネリコ
- 区分
- 常緑高木
- 参考サイズ
- 5~15m