色とりどり華やか

ジャーマンアイリス

アイリスの仲間では最も華やかで、非常にたくさんの品種があります。他の花ではあまり見かけない色あいも多く、花色花形が豊富で多彩な表情を楽しめます。

起源不詳の自然交雑種で原産地も不明ですが、古くからヨーロッパ全土に広がっており、改良品種も多数流通しています。

春に大型の華やかな花が咲き、ニュアンスのある色あいの花色も多数あります。

高温多湿に弱いので、水はけの良い土壌で、風通しと日当たりが良ければ放任でも毎年花が咲き、徐々に株が広がります。常緑性の球根植物で、冬期は小さい葉だけ残り、春に急速に葉が伸びます。

手入れは花後に花茎と枯葉を取り除く程度で良いですが、3~4年すると株が込み合うので、間引きや株分けを行うと良いでしょう。

アルカリ性の乾燥した砂質壌土を好むため、石灰分を補う程度で、窒素分の追肥は必要ありません。

Data

植物名
ジャーマンアイリス
学名
Iris germanica Hybrid
他の名前・俗称
ドイツアヤメ
区分
常緑多年草
参考サイズ
20cm~1m

Iris germanica Hybrid

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。