匂いも個性

ツルバキア

花の繊細さとややギャップがある葉の匂い。
それも一つのキャラクターとして愛でたいです。

白やピンクのかわいい星形の花をつけるツルバキア。
ニラの花と同じように細い茎が伸びた先に花をつけますが、似ているのは立ち姿だけではなくその体臭?というか葉の匂いも。
葉に触れるとフワーッと、あの特有の匂いがするので、空腹時に触れると餃子が食べたくなります。
匂いも個性ですね。

南アフリカ原産の球根植物なので、乾燥にも強く,病害虫もほとんどつかず、とても丈夫です。
初夏から夏までぽつぽつと咲くので長く楽しめ、東京近郊の場合、日当たりの良い軒下なら冬も葉を保ち、
分球するので年々株のボリュームが増えてきます。
斑入り種もあり、カラーリーフとしても。

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Data

植物名
ツルバキア
学名
Tulbaghia
区分
半常緑多年草
参考サイズ
0.2~0.5m

斑入りのツルバキア・シルバーレース silver lace(神奈川県南部 5月下旬)
グルーピングして植えた方が見栄えが良い。
日当たりの良い建物の軒下。分球して株が二回り大きくなった。(東京都23区 6月上旬)
ツルバキア・ビオラセア violasea

Tulbaghia

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。