使ってみたい葉
ゲットウ
インド原産で、九州南部や沖縄にも自生するショウガ科ハナミョウガ属(アルピニア属)の多年草です。葉には抗菌、防腐作用があり、沖縄や奄美大島ではお団子やお餅、おむすびなどを包む葉としても親しまれています。
独特の芳香がある葉で食物を包んだり蒸し料理にしたり、お茶としても活用されています。実や根茎は漢方でも扱われ、胃腸系に効能があると言われています。
初夏~夏にかけて、長さ20cmほどのクリームに朱が入った房状の花をつけます。
耐陰性は強いですが寒さには弱いので、冬期に寒風の当たるところは避けます。露地植えの場合は株が大きくなるので、適度に間引く管理が必要ですが、目立った病虫害はありません。鉢植えのほうが管理はしやすいです。冬期に気温が下がると葉が黄色くなったり、上部が枯れます。
花付きは悪いですが黄色の斑が入るキフゲットウ(A. zerumbet 'variegata')もあり、鉢植え向きです。
Data
- 植物名
- ゲットウ
- 学名
- Alpinia zerumbet
- 他の名前・俗称
- サンニン、サニン
- 区分
- 常緑多年草
- 参考サイズ
- 1~3m