春を告げる香り
ジンチョウゲ
早春に香りのよい花を咲かせる常緑の花木です。外側が紅紫色、内側が白色の花が一般的ですが、白花や斑入りの園芸品種もあります。濃い緑色の葉とのコントラストも美しいです。
日本には室町時代に渡来したと言われ、昔から春を告げる香りのある植物として親しまれています。夏のクチナシ、秋のキンモクセイと並ぶ日本の三大香木のひとつで、学名のodoraとは芳香を意味します。
こんもりと茂り、伸びも遅く、環境が合えば目立った病気や虫もつかないので、和洋問わずシェードガーデンでも活用できます。
保水と水はけを兼ねた肥沃な土壌を好み、強い日差しが当たる場所や乾燥が激しい場所、粘土質土壌などの条件下では育ちが悪く、枯れることも多いので立地条件には注意したいところです。
Data
- 植物名
- ジンチョウゲ
- 学名
- Daphne odora
- 区分
- 常緑低木
- 参考サイズ
- 1m