緩やかナチュラル
ハイノキ
昔、この木を燃やした灰を染色の媒染剤(発色を繊維に定着させるもの)として活用していたことから「灰の木」と呼ばれるようになったことが、名前の由来と言われています。緩やかに生長し、自然な雰囲気で庭木としての需要も高い植物です。
葉が小さく、株状に伸びる枝ぶりも細かく、全体的に涼しげな印象で人気が高いです。
根の張りが浅いため、夏の強い日差しや西日を避けた、半日陰のような場所のほうが葉をきれいに保つことができます。都心の住宅街などの日照条件の悪い場所でも活用できる木の1つです。
初夏に小さな白花を咲かせ、その後黒い実がなります。暖地性なので気温がかなり下がると葉を落とします。
水はけの良い土地を好むので、粘土質が多い場所は腐葉土などで土壌改良を行ったほうが良いです。生長が遅く、あまり詰めないほうが本来の柔らかい樹形を維持できるので、伸びすぎた枝を間引く程度で管理もしやすいです。
Data
- 植物名
- ハイノキ
- 学名
- Symplocos myrtacea
- 他の名前・俗称
- イノコシバ
- 区分
- 常緑小高木
- 参考サイズ
- 3~4m