花も実も可愛らしい

ヒメリンゴ

バラ科の落葉樹で、春~初夏に花を咲かせ、その後に実をつけます。主に観賞用として、庭木や植栽として古くから親しまれている他、盆栽にも仕立てられます。

実が小さいリンゴを総称して、ヒメリンゴやクラブアップルなどと呼ばれ、観賞用のものと食用できるものがあります。

食用(加工)もできるゴージャス(Malus x atorosanguinea 'Gorgeous')のような1本でも実をつけるものと、観賞用のイヌリンゴ(Malus prunifolia)や赤花種のレモイネ(malus × purpurea 'Lemoinei')のような受粉樹が必要なものとありますが、どれも基本的には異品種を近くに植えた方が良いでしょう。

肥沃で水はけの良い土壌が理想です。

暖地では幹にシンクイムシやテッポウムシが入りやすいので、幹の定期的な観察が必要です。病虫害は多少あるものと寛容に考えられれば、魅力的な花も実も楽しめる果樹です。

Data

植物名
ヒメリンゴ
学名
Malus
他の名前・俗称
クラブアップル
区分
落葉小高木
参考サイズ
3~8m

Malus

Last Modified at / Published at

植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。