何でもないようなことが素敵。
ビバーナム ティヌス
ティヌスと呼ばれ紺色で独特の艶のある実は切り花でも人気。
庭木としては実や花のかわいらしさはもちろんですが、常緑樹としての特性を活かし、安定した緑のボリュームとしても大変魅力的な存在です。
3~5センチ程度の程よい大きさの葉は柔らかさも感じさせます。
艶の少ない深緑色の色合いは落ち着いた雰囲気で、背景としてもいろいろな植物に合わせ易いです。
癖を感じさせない容姿が、何でもないような存在感でどのようなテイストでも雰囲気を底上げしてくれる。
居そうでじつはなかなか居ない貴重な存在です。
刈り込みの剪定もできるので、選択肢がマンネリ化しがちな生垣の候補としても新しい選択肢として可能性を感じさせます。
ビバーナム(ガマズミ)系の植物は特有の葉虫による食害が多いですが、ティヌスは比較的日当たりが好きなようで、半日以上日の当たるような場所だと虫の食害も少なく、意外と乾燥にも強いので放任でも元気に茂ってくれています。
樹木自体はある程度耐陰性はあるようですが、やはり日当たりの悪い場所になるにつれて葉虫の食害が増えてくる傾向があります。
早春の方が花付きは良いですが、四季咲き性なので秋も花がつきます。
自家受粉するので1株でも実がつきますが、何株かあったほうが実付きが良くなります。
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Data
- 植物名
- ビバーナム ティヌス
- 学名
- Viburnum tinus
- 他の名前・俗称
- ビブルナム ティヌス
- 区分
- 常緑
- 参考サイズ
- 1~4m