早春の壁面に彩りを
ハーデンベルギア
日本では小町藤(コマチフジ)という名でも親しまれている植物。早春のまだ花が少ない時期にフェンスや壁面を華やかに彩ってくれます。
オーストラリア南東部原産の常緑性のツル性花木で、早春~春に鮮やかな紫や白の房状の花をつけ、ほのかに香ります。濃い緑色の葉はかたくしっかりしていて、花とのコントラストも美しいです。
弱酸性の湿り気のある水はけの良い土壌が理想的で、生育旺盛で巻きついて広がっていくタイプなので、フェンスやパーゴラに資材をつけて誘引します。
株が小さいうちは耐寒性が劣るため、寒風が当たらない場所や軒下に植えるか、最初の冬は寒冷紗などで株全体を覆ってあげると良いと思います。鉢植えにも向いているので、寒冷地では移動ができる大きな鉢での栽培が望ましいです。
夏に乾燥するとハダニが付きやすくなるため、軒下のような葉に水がかからないような立地の場合は、葉水をかけると良いでしょう。剪定は秋までに行います。
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Data
- 植物名
- ハーデンベルギア
- 学名
- Hardenbergia Violacea
- 他の名前・俗称
- コマチフジ
- 区分
- 常緑ツル性
- 参考サイズ
- 1~5m