ダイナミックな木生シダ

ディクソニア アンタルクティカ

オーストラリアやニュージーランドなどに自生するディクソニアは、大きいものだと10mにもなる大型のシダ植物。こちらのアンタルクティカはそこまでは大きくはなりませんが、ゆったりと葉を広げる姿が美しく、ムード作りに一役買ってくれます。

リゾート感やエキゾチックな雰囲気を演出するにはおすすめの木生シダ植物です。

-5℃前後までの耐寒性はありますが、傷みは出るので、株が小さいうちは寒冷紗や藁などで幹の頂部が凍らないよう養生を行うと良いでしょう。

生長は遅く、幹の部分は1年に数cmしか伸びないですが、地植えにすると葉張りは1m以上になります。鉢植えにも向いています。

日向でも良いですが、日差しを受けると葉焼けを起こすので、明るい日陰が理想的です。

適度に湿った水はけの良い土壌を好み、水やりは幹の頂部にしっかり水がかかるようにたっぷり行い、葉全体にも与えます。気温が下がる11月以降は控えめにしますが、幹まわりには週に1~2回水やりすると良いでしょう。

Data

植物名
ディクソニア アンタルクティカ
学名
Dicksonia antarctica
他の名前・俗称
ソフトツリーファーン
区分
常緑小高木
参考サイズ
2~5m

Dicksonia antarctica

Last Modified at / Published at

植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。