多肉黒光り代表

アエオニウム 黒法師

“クロホウシ”異国感漂う多肉植物に突如現れる日本ぽい音。
見た目のイメージからすると意表を突かれるようなネーミングですが、ひと度その見た目と一致すれば忘れられないインパクト。
多肉植物ブームが言われてから久しい中、その初期の頃から現在でも最もポピュラーな品種の一つです。

幹の立つ先に大輪のダリアを思わせるような形状。これは何層にも渡って放射状に茂る葉によるものです。
高さの出るものの少ない多肉植物の中にあって、幹の立ち上がるシルエットは珍しく、寄せ植えなどコーディネートに立体感を出すのに重宝します。

東京周辺だと地植えでの越冬はなかなか難しようですが、鉢などプランター栽培で霜の降りにくい軒のある場所などの屋外では越冬してくれます。
乾燥にも強く根の張りも少ないのでプランターや鉢植えでも長い間楽しむことができます。
ただ、あまりの手間の掛からなさに、冬についつい水やりを忘れがちになり、枯らしてしまった苦い思い出があります。冬も1~2週に1度は様子を見ながら水やりをしてあげるくらいだと丁度よさそうです。

kensuke-watanabe

Data

植物名
アエオニウム 黒法師
学名
Aeonium arboreum "Zwartkop"
区分
常緑
参考サイズ
20~30㎝

高さ、奥行き10cm程の植栽スペースで元気に育つ(東京都23区内、2019年1月中旬)
枝分かれして、幾つも花のような形の葉序(東京都23区内、2019年1月中旬)
上記の写真の植栽時。秋から冬にかけても新しい葉を展開してる。(東京都23区内、2019年10月上旬)

Aeonium arboreum "Zwartkop"

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。