何でもないようなことが素敵。

ビバーナム ティヌス

ティヌスと呼ばれ紺色で独特の艶のある実は切り花でも人気。
庭木としては実や花のかわいらしさはもちろんですが、常緑樹としての特性を活かし、安定した緑のボリュームとしても大変魅力的な存在です。

3~5センチ程度の程よい大きさの葉は柔らかさも感じさせます。
艶の少ない深緑色の色合いは落ち着いた雰囲気で、背景としてもいろいろな植物に合わせ易いです。
癖を感じさせない容姿が、何でもないような存在感でどのようなテイストでも雰囲気を底上げしてくれる。
居そうでじつはなかなか居ない貴重な存在です。

刈り込みの剪定もできるので、選択肢がマンネリ化しがちな生垣の候補としても新しい選択肢として可能性を感じさせます。

ビバーナム(ガマズミ)系の植物は特有の葉虫による食害が多いですが、ティヌスは比較的日当たりが好きなようで、半日以上日の当たるような場所だと虫の食害も少なく、意外と乾燥にも強いので放任でも元気に茂ってくれています。
樹木自体はある程度耐陰性はあるようですが、やはり日当たりの悪い場所になるにつれて葉虫の食害が増えてくる傾向があります。

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早春の方が花付きは良いですが、四季咲き性なので秋も花がつきます。

自家受粉するので1株でも実がつきますが、何株かあったほうが実付きが良くなります。

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Data

植物名
ビバーナム ティヌス
学名
Viburnum tinus
他の名前・俗称
ビブルナム ティヌス
区分
常緑
参考サイズ
1~4m

てまり状の白い花が咲く(2018年4月上旬、横浜市)
通り沿いの植栽。刈込で管理されている。(2018年3月中旬、横浜市)
高さは剪定で管理できるが伸ばして行けば4m程にもなる。(2018年3月中旬、横浜)
花の後実が出来始めている。(2018年4月中旬、横浜市)
艶のあるサファイアを思わせる実。(横浜市北部 11月上旬)

Viburnum tinus

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植物図鑑について

お庭と生活のお話をさせていただく上で、パートナーともいえる植物たちの事を、私たちなりに感じるそれぞれの良さや、付き合う上で知っておくとよさそうなこと等、観察の記録的な情報も交えながら紹介しています。

題名(植物名)
日本において一般的に用いられている名称です。他にも一般的な名称や俗称、学名の読み音の違いなどある場合は別途記載してます。
キャッチフレーズ
植物の名前は一回聞いて音では認識できてもどういうものか想像しずらいものが多いです。故に覚えずらくもあります。そこで、私たちなりにこの植物を表現する言葉を出来るだけ多くの人がイメージしやすいものと結び付けてあらわそうと試みています。昔の洋楽についていた邦題のような感じで、時には恥ずかしくなるようなダサさも漂いそうですが、何はともあれ興味を持っていただくきっかけとなれば良しと思っています。
学名
植物の中には呼び名が様々あったり、名称が重なったりするものがあるので、誤解を避けるため、どの植物を指しているかの基準とするため記載しています。
区分
東京近辺で見受けられる傾向として、季節によって葉がなくなるか無くならないか大まかな傾向を表記しています。なので学術的な表記とは異なり、あくまでも実用上の目安とするための独自の情報とご理解いただければと思います。
参考サイズ
植栽をしたときに、植物の魅力を感じられる又は剪定を行いながら無理なく管理できるお勧めのサイズ感を表記しています。