灰色の茂み
グレビレア イルミナ
細かく茂るグレーの葉と、春先のまだ寒さの厳しい時期からつけ始める、深く鮮やかな赤色の花がとても印象的です。
最近日本でも多くの品種が出回ってきているグレビレアの中でも、お庭に取り入れやすいお勧めの品種の一つです。
オリーブや、アカシア、ユーカリなど最近人気の植木は、日本に昔から自生しているような樹木と違い、青みがかったグレイッシュな色のものが多いですが、そのような中にあっても、ひと際グレーに近い色合いで独特の存在感を漂わせます。
花期は長く、関東の南部では2月の半ばころから花を付け始め、ゆっくりと開き、数も増やしながら、ゴールデンウィーク頃まで咲き続けます。
花の形は、グレビレア特有の形で花弁のなく花柱が触角や角のように突出し、大きさは2~3cm程度の小ぶりのものです。
原産はオーストラリア原産で学名に着く’Poorinda (プーリンダ)’はオーストラリアビクトリア州にある作出者の所有地の名前に由来します。
程度耐寒性は―5℃程ともいわれ、関東南部辺りであれば問題なく路地で越冬してくれます。
樹形は、ローズマリーやウエストリンギアなどのようにこんもりと細かい葉を茂らせ、高さも1m程でコンパクトにまとまります。
病虫害などのトラブルも少なく、寒ささえクリアできればとても育てやすいです。
日当たりのよいところへ植える常緑低木のバリーエーションとしてこれからますます人気の出てきそうな品種です。
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Data
- 植物名
- グレビレア イルミナ
- 学名
- Grevillea 'Poorinda Illumina'
- 区分
- 常緑
- 参考サイズ
- 0.5〜1.5m